リカビアセニョールの経歴(Long version)

私は小さい頃から言葉の力に興味を持っており、学生時代は学校の雑誌に絵や記事を投稿していました。

その後、アメリカの大学のジャーナリズム学部の新聞学科 (News Editorial) を卒業し、中西部の米系新聞社でビジュアルジャーナリストとして6年勤務しました。

 

 

日本人なのに、アメリカ人が読む地元新聞で働けたなんてすごい、さぞかし英語がペラペラでしょう、と思うかもしれませんが、まったくそんなことはありませんでした。

実は、ニュースのライティングではなるべく読みやすく簡単な文を書くように言われているため、ネイティブスピーカーではなくとも、コツさえつかめばうまく書けるようになります。

 

文章構成や中身さえしっかりしていれば、細かい間違いはコピーエディタが直してくれます。

また、ライティングもインタビューもいわば聞いて書くだけの、一方的なものなので、私が自分から自分の意見を発信する必要はなかったのです。

 

 

むしろ、新聞社で働くことによって、一般のネイティブスピーカーですら気にしないような細かい文法のルールを知ってしまい、かえって間違いが気になって喋れなくなる時期もありました。

そのため、皮肉なことに「英語語を書くのはうまいのに、言いたいことが言えない」という状況に陥っていました。

 

 

rp_DSC01421-240x300-240x300.jpgその状況を変えるべく、いろんな勉強をしました。

コミュニケーションの本を読んだり、テレビを見ながら英語シャドーイングをしたり、発音矯正に励んだり。

 

ですが、どれだけ勉強しても知識だけは増えていくだけで、言いたいことは言えない状況は変わりませんでした。

 

そこで、はたして「私は、日本語で言いたいことは言えているのか」と考えてみました。

すると、日本語ですら言いたいことは言えてないということに気が付きました。

確かに母国語ですから、英語よりは不自由なく言葉が出てくるのですが、自分の意見に自信がなく、特定の状況で特定の相手には、やはり言えていないのです。

 

「相手からどう思われるだろう」という恐れのせいで言いたいことを我慢してしまうこともあれば、怒りに任せて相手を怒鳴ってしまうけど、よくよく考えると言わなくてよいことを言ってしまい言うべきことをちゃんと伝えていませんでした。

 

時には、自分が本当は何を望んだり考えいたのかすらよくわかってなかったこともありました。

 

 

つまり、言語の問題だけではなかった、というわけです。
 

言いたいことが言えるようになったきっかけ

RKCommそんな私ですが、ある時、このままではいけないと思い、いくつかのことに挑戦しました。

 

一つ目は、トーストマスターズという団体に入り、人前でスピーチする練習をすること。

「勉強」するのをやめ実践をし、仲間からフィードバックをもらうことを繰り替えしていくうちに、気が付いたら人前で話すことが楽しくなっていました。

それと同時に、コーチングなどを通して、意識の仕組みを理解したため、自己責任で伝えたいことを伝えるという意識が身につきました。

具体的な言葉の伝え方は、「アサーション(アサーティブコミュニケーション)」を通して学びました。

自分が持っているパターンやその裏付けとなる考え方を理解し、意識的にパターンを変える練習に集中していきました。

すると、気が付いたらサラッと言いたいことを言えるようになっていました。
 

それまでとの違いは何か

それまでは自分に足りないスキルを身に付けようと、頑張っていろんな本を読み漁ったりセミナーに行っていました。

前提が「自分には十分ではない」だから、どんなに知識を付けても変わることができませんでしたし、自分は頑張っていても周りが答えてくれないというような被害者意識を持っていました。

 

トーストマスターズ、コーチング、アサーションに出会ってからは、「今の自分のまま」持っているものを全部出す・伝えるということにフォーカスするようになりました。

そうすると、周りの人たちも応援してくれるようになり、ガラッと人間関係も変わりました。
 

「自分だけ」ではない。

その後、主にロサンゼルスに住む日本人女性対象にコーチングをしていく中で、驚くほど多くの人が同じ悩みを持っていることに気が付きました。

 

「言いたいことが言えない。」
「イラッとすると自分をコントロールできない。」
「英語のせいなのか性格のせいなのか分からないけれども、素の自分を出せない。」
「権威を持っていたりエラそうな相手だと、すぐ合わせてしまう。」
「職場では言いたいことが言えないのに、家で旦那や子供に怒鳴り散らしてしまい自己嫌悪に陥る。」

など。

 

 

あまりにもこんな方々が多いため、私に何かできないだろうかと思い、考えた末に系統立てて学べるトレーニングのシステムを作ることを決心しました。

それからコツコツと教材を作り、皆さんのお話を聞きながら修正していきました。

私が作ったシステムを多くの方が体験し、どんどん変わっていくのを見て確信しました。

 

 

コミュニケーションパターンが変われば、人生のほかのエリアも面白いように変わる。

 

その後、スカイプを使ってロサンゼルスのみならず、日本を含めいろんな国に住む日本人の方、また企業でもアサーショントレーニングを提供しております。

 

様々な日本人のお話を聞きながらトレーニングをするにつれて、住む環境や文化によって多少の違いはあれ、根本的な悩みは共通していることが分かりました。

それは、「自分が望んでいない無意識のコミュニケーションパターンに流されてしまうことがある」という悩みです。

 

コミュニケーションに限らず、無意識のパターンは正しくトレーニングすれば、必ず変わります。

一人一人が無意識のパターンに流されることをやめ、人生の主導権を自分に戻し、意識的に望ましいパターンを選べば、

 

個人・家族・会社・社会・国・世界が変わると思います。

私は、一人でも多くの日本人に「自分で自分の人生の主導権を握る」という考え方を広めたいと思っております。