6歳児から学んだ5秒で印象を変える言い方

Posted onCategoriesおススメ厳選, コミュニケーション, 全ブログ記事, 英語コミュニケーション

今回は前回の記事の続きです。

前回の記事では、アメリカ人の方が日本人よりもサラッと言いたいことをいう傾向があり、その理由は何なんだろうという内容でした。

(「アメリカ人のほうが日本人よりサラッと言いたいことが言えるのはこれができているから」)

私がアメリカに来たばかりの時(20年くらい前)に思っていたことに関して、今どう思っているかについて+5で印象を変える「言い方」のコツを今回の記事では書いていきたいと思います。

(ちなみに、これらは私が自分の経験を通してそう思っているだけですのでご了承ください)

 

 

理由1.英語がはっきりしている言語で、日本語が曖昧な言語だからだ

私は今はそう思いません。

なぜなら、曖昧なコミュニケーションをする人は

言語が変わっても曖昧だから。

 

お仕事で日本人の英語をよく添削する機会があります。(英文履歴書など)

ちなみにこのサイトの検索エンジン対策のおかげで、ロサンゼルスだけではなく、日本も含めいろんな場所に住んでいる様々な職業の日本人の方から続々ご連絡いただいております。

 

私もネイティブではないのと誤字脱字があるかもしれないので一応、私が添削した後に、ネイティブのコピーエディタに添削してもらっています。

 

では、そのコピーエディタが最初から添削すればよいのでは、と思ったこともあったのですが、その人が先にいただいたままの英文を見ると結構「何がいいたいのかわからない」ということがあります。

英語そのものの間違いだけではなくて、

曖昧すぎてわからない。

 

当然ですが彼女は英語の間違いを訂正するだけなので、そのままですと文法的には合っている曖昧な内容のものが仕上がります。

 

なので、私が必ず日本語でインタビューなどをして言いたいことは何なのかクリアにしたり、元の文章では言っていないこと(いうほどのことではないと本人が思っていること)で必要だと思われるものを拾っていく作業をしています。

 

逆にはっきり話す人が(アメリカ生活が長い日本人など)日本語を話すと、はっきりに聞こえます。

 

なので、言語ではなくて人の問題だと私は思います。

現に言語学的にはある言語が別の特定の言語より曖昧であるという証拠はないらしいです。

(申し訳ないのですが出典はわかりません。)

 

 

理由2. アメリカでははっきり言わないとやっていけないからだ

アメリカにはいろんな人種や文化のバックグランドを持っている人たちが集まっているため、クリアに話さないと誤解が生じやすいのは事実であると思います。

 

私が推奨する「アサーティブコミュニケーション」はそのような背景から生まれたそうです。

 

ただし、「はっきり(クリアに)言う」ということは、「攻撃的に言う」ことではありません。

 

「アメリカだからはっきり言わなければ自分が損をする」と言って、カスタマーサービスや政府機関の人を相手に怒鳴るなどの攻撃的な態度で話す日本人を見ることがありますが、

怒ったほうが伝わらないし、相手が協力したくなくなりますよ。

あと、

すごく無礼。

 

なので、ちゃんと相手を尊重したうえで自分の意見を言うことが大切です。

そのやり方については、7日間無料講座をご参照ください。

 

 

理由3. アメリカ人は小さいときからはっきり言う文化で育ったからだ(日本人は謙遜するように教えられたからだ)

 

私は現在6歳の娘がおりますが、やっぱり学校で習っていることや彼女自身のコミュニケーションの仕方を見ていると、やはり子供のころからサラッとはっきり言うスタイルを身に着けていっているなあと日に日に感じます。

 

また、幼稚園でもクラスの前で話すトレーニングを受けているようです。

(下の関連記事を参照してください。)

 

そして最近、うちの娘が言った一言で、学んだことがあります。

それは、文章の主語を聞けば、すぐにその人がどのようなコミュニケーションパターンを持っているかわかるということこと。

 

あるとき、私が幼稚園で、娘の髪の毛を結んであげたことがありました。

その時に、私がヘアブラシを食事中の人が使っているテーブルにポンと置きました(あんまり何も考えずに)

髪がついてるヘアブラシって汚いので、テーブルに置くなという人もいるかもしれません。

You shouldn’t put the brush on the table, because it is gross.

ちなみに、私はある人から鞄をテーブルの上に置くな、と言われてからやめました。

(特にアメリカの人たちは汚い床に鞄を置くことがよくあり、鞄の底が汚いからです)

 

 

それはごもっともなのですが、娘はこう私に伝えました。

 

 

私の耳にひそひそ話をするような感じで

“Mommy, it (=ブラシ) doesn’t match the table.”

(直訳:ブラシはテーブルにマッチしないよ)

 

 

幼稚園の先生に同じことを言われたのか、自分でそう思ったのか知りませんが

この文章、単純なようで奥が深いです。

 

前回の記事では、アメリカ人は自分と他人の切り離しをうまくしている傾向がある、と書きました。(もちろん、アメリカ人全員がそうではない、という注釈つきで)

 

文化や考え方から来ている部分や声のトーンなどはとりあえず置いておいて、文章そのものだけを見ると、言いたいことを言ってもサラッと聞こえる理由は、

文章の主語にあります。

 

 

主語がYouか、Iか、それ以外か。

詳しくは関連記事の「私から始まるアイステートメント」という記事を読んでいただきたいのですが、多くのケースでは文章の主語がYou である場合、相手にフォーカスした印象になり、主語がIである場合、自分にフォーカスした印象になります。(それぞれ、「ユーステートメント」と「アイステートメント」といいます。)

 

誰かから自分の行動について注意されるとき、「ユーステートメント」で注意されると、往々にしてなんか腹が立ちます。

例えば、

あなたはなんでそういうことをするの?

あなたはいつも遅刻する。

あなたが○○をしたから/してくれないからこうなった。 など

 

なぜなら、ユーステートメントだと、あなたが責められた感じに聞こえるからです。

 

 

ですが、アイステートメントですと印象が変わります。

 

「何の連絡もなく遅くまで家に帰ってこないとわたしはとても心配。 だからわたしは遅くなるときは電話してほしいな。」  

I am worried when you come home late.    I want you to call me next time you come home late.

 

アイステートメントの場合、話している人があくまで自分が感じていることにフォーカスして話しているからです。

 

ただし、もちろん I am angry のように、主語がIでもエネルギーが相手のせいにするということにフォーカスしていれば、「隠れユーステートメント」といってもよいでしょう。

 

 

 

娘の話に戻りますが、主語が、ユーでもなく アイでもない場合、言っている内容がさらに客観的な印象に聞こえます。

 

It doesn’t match the table の他に、7日無料講座でも出てくる “There is a line.” (列に並ばない人に並んでほしいときに言う「列はここですよ」)、”The cup goes in there.”(ここがコップを置くところです)など。

 

つまり、冒頭で書いた「5秒で印象を変える」コツは、主語を変えることです。

 

このコンセプトを知ってから、他の人が話している文章の主語をよーーーーーく聞いてみてください。

その人が人のせいにしているのか、そうではないのかがよくわかります。

 

 

 

関連記事

アメリカ人の方が日本人よりサラッと言いたいことを言えるのは、これができているから

素直にサラッと伝える魔法の公式

私から伝える「アイ・ステートメント」

アメリカ人はなぜプレゼンがうまいのか(たいした内容なくても・・・笑)

お母さんを説得する方法

私はハニーではありません。