6歳児から学んだ5秒で印象を変える言い方

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6歳児から学んだ5秒で印象を変える言い方

私は現在6歳(2018年)の娘がおりますが、やっぱり学校で習っていることや彼女自身のコミュニケーションの仕方を見ていると、やはり子供のころからサラッとはっきり言うスタイルを身に着けていっているなあと日に日に感じます。

 

まず、アメリカ人は幼稚園でもクラスの前で話すトレーニングを受けているようです。(下の関連記事を参照してください。)

 

そして最近、うちの娘が言った一言で、学んだことがあります。

それは、文章の主語を聞けば、すぐにその人がどのようなコミュニケーションパターンを持っているかわかるということこと。

 

あるとき、私が幼稚園で、娘の髪の毛を結んであげたことがありました。

その時に、私がヘアブラシを食事中の人が使っているテーブルにポンと置きました(あんまり何も考えずに)

髪がついてるヘアブラシって汚いので、テーブルに置くなという人もいるかもしれません。

You shouldn’t put the brush on the table, because it is gross.

ちなみに、私はある人から鞄をテーブルの上に置くな、と言われてからやめました。

(特にアメリカの人たちは汚い床に鞄を置くことがよくあり、鞄の底が汚いからです)

 

それはごもっともなのですが、娘はこう私に伝えました。

 

私の耳にひそひそ話をするような感じで

“Mommy, it (=ブラシ) doesn’t match the table.”

(直訳:ブラシはテーブルにマッチしないよ)

 

 

幼稚園の先生に同じことを言われたのか、自分でそう思ったのか知りませんが

この文章、単純なようで奥が深いです。

 

前回の記事では、アメリカ人は自分と他人の切り離しをうまくしている傾向がある、と書きました。(もちろん、アメリカ人全員がそうではない、という注釈つきで)

文化や考え方から来ている部分や声のトーンなどはとりあえず置いておいて、文章そのものだけを見ると、言いたいことを言ってもサラッと聞こえる理由は、

文章の主語にあります。

 

主語がYouか、Iか、それ以外か。

詳しくは関連記事の「私から始まるアイステートメント」という記事を読んでいただきたいのですが、多くのケースでは文章の主語がYou である場合、相手にフォーカスした印象になり、主語がIである場合、自分にフォーカスした印象になります。(それぞれ、「ユーステートメント」と「アイステートメント」といいます。)

 

誰かから自分の行動について注意されるとき、「ユーステートメント」で注意されると、往々にしてなんか腹が立ちます。

例えば、

あなたはなんでそういうことをするの?

あなたはいつも遅刻する。

あなたが○○をしたから/してくれないからこうなった。 など

 

なぜなら、ユーステートメントだと、あなたが責められた感じに聞こえるからです。

ですが、アイステートメントですと印象が変わります。

 

「何の連絡もなく遅くまで家に帰ってこないとわたしはとても心配。 だからわたしは遅くなるときは電話してほしいな。」

am worried when you come home late.    I want you to call me next time you come home late.

 

アイステートメントの場合、話している人があくまで自分が感じていることにフォーカスして話しているからです。

ただし、もちろん I am angry のように、主語がIでもエネルギーが相手のせいにするということにフォーカスしていれば、「隠れユーステートメント」といってもよいでしょう。

 

娘の話に戻りますが、主語が、ユーでもなく アイでもない場合、言っている内容がさらに客観的な印象に聞こえます。

 

It doesn’t match the table の他に、7日無料講座でも出てくる “There is a line.” (列に並ばない人に並んでほしいときに言う「列はここですよ」)、”The cup goes in there.”(ここがコップを置くところです)など。

 

つまり、冒頭で書いた「5秒で印象を変える」コツは、主語を変えることです。

 

このコンセプトを知ってから、他の人が話している文章の主語をよーーーーーく聞いてみてください。

その人が人のせいにしているのか、そうではないのかがよくわかります。

 

念のため、主語が違うと文章の印象がガラッと変わるという他の例をいくつか挙げておきます。

 

主語を変えた例文

給料交渉の例

ユーステートメント:
This company (= you) does not care about employees, so that is why they don’t pay us enough salary.
(この会社は従業員のことをどうでもいいと思っているからこそ、給料をあんまり払わない)

アイステートメント:
I deserve to get paid more.
(私はもっと高い給料をもらってもいいと思う)

“It” statement:
For the past five years, my job description changed, but my salary has not been reviewed. Therefore, I would like to request a meeting to review my performance.
(この5年間仕事の内容が変わったけれども給料は変わってないので、給料の見直しのため一度お時間をいただいてミーティングをしていただけませんでしょうか)

 

散らかっている部屋に関して

ユーステートメント:
You never clean up after yourself
あなたは部屋を片付けたことなんてない!

アイステートメント隠れユーステートメント(一見アイステートメントだけど実際は相手を攻撃している)
I have to clean up every time since you don’t. I hate it.
(あなたが後片付けしないからいつも私がやらないといけない。すごい嫌だ!)

アイステートメント/ウィーステートメント:
I like our place to be clean, and I want you to feel relaxed in a clean place after you come back home from work. What do you think? Ok, so then can we come up with a solution?

などなど。

 

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