私は時々、アサーションを「合気道」だと表現します。
戦わずして勝つ、みたいな。
でももちろん、「他人を操って勝つ」というようなもくろみもありませんし、
別に「勝たなく」ても良いと思っています。
相手がどうでるかは知りません。
ただ、自分は誰かに攻撃的に批判されたとしても、自分は攻撃的に返さないでおこうと決めています。
昨日の例に引き続き、相手の攻撃に載らなかったがために、結果的に良くなった話を一つシェアいたしますね。
私は以前、Aという会社で働いていました。
仕事を変えた後も、その会社から時々、フリーランスと言う形で仕事を回してもらうことがありました。
あるとき、その会社が「いつでもよい」という案件を回してくださいました。
私は、「いつでも良い」という部分をそのまま文字通り解釈し、プライオリティを下げていました。
そして他の仕事を優先していたのですが、2週間後、その会社の社長さんが怒ってしまいました。
「残念です。仕方がないのですが、今回の件はなかったことに」と言われてしまいました。
そして、その時に一旦フリーランスの話は打ち切らせてほしいと言われました。
その時、私はサラッと受け取り、「今までありがとうございました」とお礼を述べました。
それから数年後。
その会社から連絡があり、様々な事情からフリーランスをまた頼みたいと言われました。
そこで私は引き受けたのですが、ついでに前よりもスキルが上がったので値段交渉をしました。
そしてあっさり1.5倍になりました。
その後、私が起業してからその会社が私のクライアントになり
社長さんが、人脈を紹介してくれました。
あの時、私が反論したり攻撃していたらどうなっていたでしょうか。
「アサーション」は長い目で見ると、win-win になりやすいです。
時間がかかってから、本当にそうだという実感がわいてくることもあります。