このメルマガを書いている時点で、教材で同じことを書いたり言ったかどうか覚えておりませんので、重複していたら申し訳ございません。
インナーチャイルドのワークをするときに、とても重要なことがあります。
それは、「過去のトラウマ」「原因」を探し出すことが目的ではないということ。
「今の自分がこういう風なのは、母(あるいは父)のせいだ」という犯人探しをしても意味がありません。
なぜなら、今頭の中に浮かんでくるその時の思い出やイメージというものは「正しい」とは限らないからです。
(なので、アメリカでは催眠療法などで似たような感じで過去の思い出を思い出したとしても、それは裁判の証言としては認められてないそうです。
正しさを証明しようがないため、当たり前といえばそうですが、実際にそのような裁判があったそうです・・・・・)
その経験をした時の自分は、子供だったためすべてのことを理解してなかったかもしれません。
例えば、私の4歳の娘はごはんを食べずにお菓子ばかり食べたいのに、ママがそうさせてくれないから「ママはひどい」と思っているかもしれません。
そうすると、彼女のフィルターでは、「お母さんは厳しい・やりたいことをやらせてくれない」という風にインプットされるかもしれません。
また、過去の記憶というものはいつでも自分の都合のよいように書き換えらえています。
素敵だなと思った人としばらく会っていないうちに、いつの間にか頭の中で美化してしまったことはありませんか?
信じがたいのですが、悪い記憶ですら、もしかしたら都合のよい解釈かもしれません。
なぜならそれを使って「人のせい」にできるからです。
「私は両親が厳しかったせいで言いたいことが言えなくなってしまった」など。
インナーチャイルドは、過去に癒されなかった傷ではあり、人生の似たようなパターンは過去からきているというお話はしましたね。
ですが、現在と「今」は違うのだから(状況も違うし、相手も違うし、自分もその時の自分ではない)、過去のことを持ち出して同じパターンを続けるという「選択」をしなくてもよいのです。
今までのお話では、インナーチャイルドをハグしてあげたり「そうだったのね」と感情を認めてあげるということでした。
それを続けたあとは、少しずつ勇気をもって伝えてみるとか、ちょっとした行動を起こしてみましょう。
この話は明日に続きます。
それでは、また明日!