言いたいことが言えない(言いたいことを言わない)とどうなるか(個人的体験)

 

この記事を読む前に、以下の記事をお読みください。

  1. 「言いたいことが言えない」と感じる日本人の皆さんへ
  2. アサーションとは

さて、この記事では、アサーション(アサーティブコミュニケーション、アサーティブネス)を学ぶ前、私はどういう状態だったのかについて書きたいと思います。

 

当時は恥ずかしいと思っていましたが、これまで100人くらいのクライアントの話を聞いていると、同じような状態や悩みを持っている人が多いということが分かりました。

 

アサーションを学ぶ前は、言いたいことが言えなかった・・・が言わなくてよいことは言っていた。

 

私は中学生あたりから、30代初めまで言いたいことが言えませんでした。

それだけではなく、人や自分を褒められず、批判をうまく対処できず、頼み事もできず、頼み事を断れませんでした。

具体的な例をざっとあげます。

今となっては、なぜそれができなかったのかわからないものも多いです。

 

人を褒めるとき、涙目になっていた。

心の底から褒めたいと思っても、言語化するのが恥ずかしい・照れくさいと思っていたようです。

そのため、本当は褒めたいのに、まったく褒められない人でした。

 

人からほめられると受け取ることができなかった。

他人をほめることができないのと同時に、自分自身をほめることもできませんでした。

自分が自分をほめていないので、褒められても謙遜してしまうことや、今考えてみるとそもそも褒められていることに気が付いていないことも多かったと思います。

プレゼントをもらった時のリアクションに困っていた。

クリスマスのプレゼント交換や、誕生プレゼントをもらってうれしいのですが、みんなが見ている前で「うれしい」という表現をしなければならないと考えすぎて、逆にその「嬉しさ」が伝わらなくて苦労しました。

 

◆上司から意見を求められたときに、周りに合わせていた。

自分の意見が他の人と異なってはいけない、と思っていたからだと思います。

私が住むアメリカでは「意見を言うこと」が「チームに貢献」とみなされるケースが多いため、自分が貢献していないような気がする一方、それでも言えない自分がいました。

また普段から意見を言わないため、自分の意見が何かもわからなくなっていました。

同様にクラスやミーティングで質問があってもまったく発言できませんでした。

 

家族にあまり本心を話せなかった。

またよく怒鳴り散らしていて、感情が先行して本当に伝えたいこととを伝えてなかったと思います。

数年前になって話をよく聞いてみると、ずっと誤解していて個人的に腹を立てていたことも多かったことが分かりました。

 

「しんどい」頼み事を断れず、ストレスがたまっていた。

めったに連絡がない知り合いから10時間ほどかかるウェブサイトや英語添削を頼まれ、断ることやお金を請求することができず、自分の予定を仮病でキャンセルしながら無償で仕上げていました。

やりたくないのなら断るか、引き受けるのなら快く引き受ければよいのに、その人の文句を言いながら作業をしていました。

「普通だったら他人に迷惑をかける頼み事はするべきではない」と思っていたようです。

精神的にも疲れ、その人のことを恨んでしまうという結果になってしまいました。

 

頼みごとができない。

他人からの頼み事は引き受ける一方、自分が助けが必要な時には、まったく誰にも助けを求めることができませんでした。

上記と同様、他人に迷惑が掛かる頼み事をすることはよくないと思っていたので、自分ひとりですべて解決しようと思っていました。

それなのに、あとから友達や家族に「水臭い」「心を開いてくれていない」と言われることがよくありました。

 

みんなから好かれる人がうらやましい

職場で上司に気軽に話しかけて気に入られて可愛がられる年下のアメリカ人同僚がうらやましいと思いつつ、「ずるい」とも思っていました。

 

顔色をうかがいながら話していた。

(アメリカ)ネイティブの人と話しているときに、相手の顔が歪んだらとっさに、自分の英語が通じてないのではないかと勘繰り、話せなくなった。

 

残業代を請求できない

他には、新聞社で働いていたのですが、午前5時まで残業したにもかかわらず、残業代を請求しなければ、仕事量が多すぎるということも言いませんでした。

もちろん、給料交渉もしませんでした。

おそらく「お金をもっとください」ということが言えなかっただけではなく、そんなに時間かけて仕事しているのにこれだけしかできてないのか、と言われるのが怖かったようです。

 

他にもまだまだたくさんありますが、大体の想像はつくと思います。

 

ちなみに、「おやじギャグの対処に困った」というのもありました(個人的には深刻でした。。。。今、おやじギャグ結構好きで笑いますが、当時はギャグを言われると氷のように固まっておりました。)

 

 

言いたいことを我慢するとどうなるか。

言いたいことを我慢していると、どんどん積もっていきます。

そして、ある日、我慢ができなくなって爆発してしまいます。

そうすると、あれだけ恐れていた「言いたいことを言うと嫌われる」という状況を自分で招いてしまいます。(「投影」と呼ばれる現象です。)

 

言いたいことをその場でサラッと伝えていれば、傷口が小さい・状況がそれほど悪くないのでサラッと終わっていたはずです。

ですが、我慢できなくなって爆発するころは状況が悪くなっているうえに、自分自身の精神状態もよろしくないため、口から出る言葉がきつくなってしまったり、嫌みを含んでしまいます。

結果として、相手を傷つけたり怒らせてしまい、その人との関係性が終わってしまうこともあります。

「あるある~」と言う方は、おそらく沢山いらっしゃると思います。

なぜならば、よくあるパターンだからです。

 

ですが、アサーションを学んでからご紹介したような状況はずいぶんと減りました。

次の記事ではアサーションを学ぶとどうなったのかを詳しくご紹介したいと思います。

 

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