コミュニケーション能力は大切だけれども。
お仕事を通して多くの方の英文履歴書等を目にするのですが、ほとんどの方が「コミュニケーション能力がある」ということを強みとして書いていますね。
どんな仕事につこうと、コミュニケーションスキルは求められます。
そして、当然のことながら面接では、「私はコミュニケーションが苦手です」と言えばアウトなので、とりあえず「コミュニケーション能力あります」と、とりあえず言っておきますよね。
ですから、それを強みとしてアピールしてもあんまり響かないんですよね~。
みんな自称”コミュニケーション能力高い人”だから(^^;
コミュニケーション能力(コミュ力)が高いとは、具体的にどういうこと?
みなさんは、「コミュニケーションがうまい人」と聞いてどんな人を思い浮かべますか?
定義は人それぞれ。
同じAさんのことでも、Bさんは「コミュニケーションがうまい」と思っているかもしれませんが、Cさんは「うまくない」と思っているかもしれません。
私自身のことを書くと、同じく「うまい」と思ってくれている人もいるだろうし、「あんまりうまくない」と思っている人もいるでしょうね。
コミュニケーション能力のどの部分を見ているかによって、評価が変わってくるからです。
ですから自己アピールするときは、どういうコミュニケーション能力があるのか、具体的に言った方がイメージもしやすいし、響きます。
●初対面の人とでも比較的短時間に信頼関係を築くことができる。
●相手の話をよく聞き、的確な質問をして会話を広げることができる。
●難しい内容のものを分かりやすい言葉で明確に説明することが得意なのか。
コミュ力と社交性は関係ない
「みんなに人気者=コミュニケーションがうまい」ように見えることもありますが、私の意見ではこの二つは関係ありません。
外交的な人や誰とでも合わせることができる人、コミュニケーションがうまいとも思いません。
私の中でコミュニケーションがうまい人、というのは
「本当に自分が言いたいこと」と「実際に言っていることが」が一致している、
あるいはかなり近い人、だと思っています。
これって結構言ってみると簡単そうに聞こえるかもしれませんが、自分が言いたいことをちゃんと知っていてそれを明確に言語化できるのって案外難しいと考えている人が多いようです。
それは周りの人がどう思うかじゃなくて、自分自身がそういう状態であると感じているかどうか、それが重要かなと私は思っています。
その定義もまた、時とともに変わるかもしれませんけどね。