こんにちは~。
タイトルの「どっかーんよりもじわじわ」って何の話?、と思う方もいらっしゃるでしょう。
サッサと結論、言いますね。
ある考え・アイデアを一回ドカーンと聞くよりも、何度も何度も聞いている方が刷り込まれるよ
・・・・ってことなんですよ。
みなさん、新しく出てきた芸能人で最初見たときに特に好きではなかったのに、何回か見ていたらだんだんキャラが分かってきて、好きになってきた人っていませんか?(特にキャラが濃い人)
私がよくそう思うのは、日本の芸能人では、一発ギャグの芸人さんとか。
最初、えーっと思うのですが、だんだん好きになったりあるいはただ単に慣れていく。
アメリカの芸能人ではあんまり日本みたいな”キャラ立ち”というのはないですが、特徴的な顔をしているなあと思っている人でも、だんだん何度も見ているうちに慣れてきた、とか。
この現象のことを、「単純接触効果」と呼ぶことはご存知の方も多いと思います。
もちろん、何度見ても受け入れられない・好きになれないという人もいますけれども(笑)
でも逆にすごく素敵な人がどっかーんとテレビに一回出たとします。(ニュースなどで)
その直後、めちゃめちゃ話題になるかもしれません。
ですが、その後テレビに出なければ、すぐみんな忘れるでしょ?
好きとか嫌いとかっていう以前に、覚えてない・知らない・・・んです。
英語では、こういう現象のことを
15 minutes of fame (15分の名声)
と言います。
日本語の「一発屋」よりもさらに短い感じ?
言葉や考え方にも、ある意味同じ
「えー、何その考え方」と思うものも、何回も何回も接触することで、その考え方に慣れたり受け入れてしまい、その後の行動に大きく影響を与えることがあります。
(ただし、何度繰り返してもまったく入って来ないメッセージというものもあります。説明すると長くなるので詳しくはまた次の機会に。)
そしてやはり、言葉も
“一発ドカーン”よりも、”じわじわ”の方が浸透していく。
「でも、私は誰それさんの話を一回聞いただけで、スコーンと来た」
「○○さんに昔、言われたヒドイ一言がきっかけで私の人生が悪い方に変わった」
という人はいます。
でも、そのような場合も、その一回や一言は単なる「最後の一押し」にしかすぎず、その前から繰り返し似たようなメッセージを受けていることがほとんどです。
また、すごく良い講演会に行って直後は「ヤル気が出た」と言う人は多いかもしれませんが、その時だけ意識が上がっても、その後行動に移すかどうかはまた別問題ですよね。
具体的な数字忘れましたが、行動する人の割合は数%だったような気がします。
では、自分が望む言葉や考え方を繰り返し刷り込めばよいのか。
答えを言うと、イエスとノーです。
言いたいことが言えない人が「私は言いたいことを言える・言える・言える」と刷り込んでも、実際に今苦手だと思っている人に立ち向かって、実際に口を開いて言わない限り、言えるようにはならないのです。
つまり、他のことと同じで
行動を起こさなければ変わらないってこと。
だって変わるはずがないから。
また、一人でずっとそう唱えていても、「そうは言ってもやっぱり状況は変わってないじゃん」となり、すぐに心がぶれてしまうことがあります。
私たち人間は自然とネガティブな方に注意を払ってしまうものなので、一人でやっていると心が折れてしまうことが多いです。
そのため、気が付いたら同じメッセージを刷り込めなくなっているんです。
(繰り返すというところが継続できない。)
私の場合
私もアメリカに来てから10年以上、コミュニケーションの本を片っ端から読み、あれやこれや本に書かれた通りためしてみましたし、アファメーションもやりました。
セミナーやクラスも受けました。
でも、変われなかった。
ですが、コミュニケーションのトレーニングをする団体に入ったら、数か月で変わることができました。
そして気が付いたら考え方も変わっていた。
何が違うかというと、自分が決めたことからぶれそうになった時に、周りに支えてくれる人がたくさんいたことです。
私が自分を諦めそうになっても、私のことをあきらめない人が回りに沢山いたからす。
そのおかげで、練習をずっと続けることができましたし、同じメッセージを繰り返し刷り込んでいく事が出来ました。
そして、スピーチコンテストで、言いたいことを言って入賞することができました。
それ以来、人生変わりました。
もし、私がずっと一人で悶々としていれば、状況が変わることはなかったでしょう。
だから、コミュニケーションで悩んでいる人に声を大にして言いたい。
一人でするな。
そして一人で悩む必要もないのです。