無意識のパターンとコミュニケーションの関係
昨日のメルマガでは、「4つのコミュニケーションスタイルは性格ではなく、パターンである」と書きました。
あなたは何等かの理由でその無意識のパターンを身に着けたんです。
今日は無意識のパターンとはそもそもどういうことか、説明したいと思います。
無意識のパターンとは
あなたは毎日、学校、会社、家など同じ場所に行くことがあると思います。
何度も同じ道を繰り返し通勤・通学していると、そのうち考え事をしながらでも目的地につけるようになったという経験はありませんか?
これ、あなたがもし車を運転する人であれば、さらにわかりやすいと思います。
車の運転は、教習所に通って練習するほど高度なスキルであったはずなのに、なぜ考え事をしながらでも運転できてしまうのか。
不思議だと思いませんか?
からくりは、意識の仕組みにあります。
意識の仕組み(顕在意識と潜在意識)
ご存知の方も多いと思いますが、私たちの意識は二つの部分からできています。
◆ 私たちが意識することができる意識(顕在意識)・・・意識全体の約10%
◆ 私たちが意識することができない意識(潜在意識)・・・意識全体の約90%
私たちは何度も同じことを繰り返し行うと、無意識の習慣等を管轄する潜在意識にそれが刷り込まれます。
そして、そうなってしまうと、あなたの10%の意識が考え事をしていても、潜在意識が運転してくれるというわけなんです。
ですが、ある時、あなたが毎日行く目的地が何等かの理由で変わったとします。
引っ越しや転職などで。
そうすると、おそらくあなたは最初の数日・数週間は間違えないように道に注意を払うでしょう。
ですが、またしばらくしたら、考え事をしていても目的地につけるようになるんです。
コミュニケーションスタイルも単なるパターン(習慣)です。
無意識の力はすごいですから、最初はうまくいかないかもしれません。
意識的に自分をコントロールしなければならない時期が最初、チョロッとあります。
ですが、それを超えると必ず新しいコミュニケーションスタイルを無意識にできるようになります。