私はブログやメルマガ、あるいは個人・グループセッションで、時々(しつこく)トーストマスターズという団体の話をします。
自分でもしつこいと思うので、
回し者じゃないかと思われるかもしれせんが、非営利団体です。
コミッション等もらっておりませんw。
トーストマスターズとは
「トーストマスター?なんじゃそりゃ?」という方のために軽く説明をいたします。
トーストマスターズとは、パブリックスピーキングとリーダーシップのトレーニングを受けることができる非営利団体です。
トースターじゃないですからね。トーストマスターズですよ。
世界各国にクラブがあり、かなりの低料金でトレーニングを受けることができます。
クラブによっては場所代や食事代を払うケースもあるので分かりませんが、私が入っているところは6か月で60ドル(7000円くらい)とかそんなもんです。
日本にもクラブはあります。
ただし、アメリカほどは数が多くないようです。
アメリカですと、一つの都市にいくつかあり、自分のスケジュールや雰囲気が合うものを選ぶことができます。
クラブに入ると、他のメンバーがメンターになってくれ、各自のペースでマニュアルに載っている課題をこなしていきます。
「課題をこなす」とは出されたお題に対して、スピーチを書いてグループの前で話したり、ミーティングの司会進行役やスピーチのEvaluation(評価)をする人などの役割をこなすことです。
課題をこなすうちに、的確に意見を述べたりフィードバックを与える練習ができます。
・・・で、気が付いたらサラッとできるようになっているんですよ。
プレジデントになった方もいます。
私のクライアントや周りの友達で、私がこの団体をすすめているのを読んだり聞いたりしたから入ったという人が、
私が知っている限りで30人くらいいらっしゃいます。
時々、ロサンゼルスでの集まり(パーティやイベント)などでたまたま「リカさんのブログ読んでるんです。それでトーストマスターズに入ったんです」と言う人がいらっしゃるので、もしかしたら他にもいらっしゃるかも。
私のコミュニケーションのプログラムに参加してくださっている方にも、よく薦めます。
そして多くの人が、コミュニケーションに対する苦手意識を克服しています。
最近、その中で「プレジデントになりました」という方が知っている限りで3人もいらっしゃいます。
日本のクラブのプレジデントになった方もいらっしゃいますし、アメリカのクラブのプレジデントになった方も。
すごくないですか?
心の底から尊敬いたします。
トーストマスターズに入っちゃいなYO
これを読んでいて「やってみたいけど、無理だ」と言う人がいらっしゃるかもしれません。
なぜならば、「私はシャイだから」とか「英語が下手だから」とか「人前で話すのが苦手だから」とか、いろんな理由があると思います。
でも、私からしてみれば、「いやいや、何をおっしゃる」と言いたいところです。
シャイだからこそ
英語が下手だからこそ
人前で話すのが苦手だからこそ
やるんですよ。
そうじゃないと、入る意味ない!
プレジデントの人たちも、今スピーチをうまくできている人も、最初はできなかったはず。
そして、アメリカにお住まいの日本人の方に限って、お話しますが、
英語できる=スピーチうまい では決してありません。
アメリカ人でも、みんながスピーチうまいとは限らないし(私の感覚だと、ほとんどの人はうまくないです)、うまかったとしても話が面白いとも限らない。
逆に、英語が完璧ではなくても、面白いスピーチをする外国人はたくさんいます。
・・・で、私もたいして英語うまくないです(ネイティブスピーカじゃないので)。
そして私の日本語もあんまりよくないのですが、説得力がある・響くとよく言われるので、「言語の正しさ」と「説得力」や「聞かせる力」は違うと実感しています。
スピーチの構成や、響くように話すにはコツがあります。
また、私実は笑いをとるのが得意なのですが、ユーモアを入れるのもそれほど難しくありません。
アメリカ人は良く笑ってくれたり、反応がとても良いので、ユーモア入れたほうが自分にとっても話しやすくなるんです。
サラッと意見を言える日本人が増えてほしい
なので私は冒頭にも書いた通り、別に回し者でも何でもないのですが、超おすすめいたします。
ちなみに、私がオンラインで運営しているコミュニケーションプログラムも、トーストマスターズから少しパクった部分があります。
もちろん、内容や教材は私のオリジナルですが、具体的なお題を出し、各自のペースで進んでもらう一方、メンバー同士組んでもらって、自主的に練習してフィードバックを交換するシステムは、トーストマスターズとあともう一つ別のプログラムから借りました。
ただ、どうしても「人前で話す」となると、私のオンラインのプログラムや一対一のセッションではカバーできないところもあるため、私のクライアントにはトーストマスターズを並行して入ることをおススメしています。
また逆に、トーストマスターズにすでに入っていて、クラブのメンター以外に、私にスピーチを校正してほしい・スピーチの構成を見てほしいと言われることもあり、リクエストに応じてですが、スピーチのコーチングもすることがあります。
いずれにせよ、実践的なトレーニングをすれば、必ず、うまくなれます。
私の勝手ながらな思いなのですが、アメリカでも日本でも世界のどこでも、サラッと自分の意見を堂々と言える日本人(特に女性)が増えたら良いなと思ってます。(私もまだまだ修行中ですが。)
特にアメリカに住んでいる日本人の方、いろんな夢や目標や希望を持ってきた方は多いと思います。
コミュニケーションスキルごときで、壁にぶち当たるなんてもったいない。
関連記事
トーストマスター関連
- 英語のユーモアスピーチコンテストのファイナルに出た経験について書きます。
- 英語のユーモア・スピーチコンテストに出てみて分かったこと。
- シャイだった人がアメリカ人のグループのプレジデントになれた
- 【コーチング声】私のクライアントがスピーチコンテストで入賞
- 英語スピーチコンテストでも入賞できちゃうようなスピーチのコツをちょっとだけシェアします。
- アメリカ人はなぜプレゼンがうまいのか(たいした内容なくても・・・笑)
- アメリカに住めば「英語ペラペラ」「ネイティブみたい」というわけではない。
- 良いスピーカーになりたかったら、ユーモアを入れてみて(アメーバブログ)
- 人前で話すこと(アメーバブログ)
- 相手をどう話しに引き込むか(アメーバブログ)
英語力関連